1989年の「土」が教えてくれた、37年目の真実。〜六甲アイランド今昔さんぽ〜
本日放送された「今昔さんぽ」の舞台は、神戸・東灘の人工島、六甲アイランド。 1989年の古い写真に写っていたのは、見渡す限りの「茶色い盛り土」でした。そこから始まった今回の探索は、まさに時空を超えたデータ復旧(リカバリー)のような、驚きと感動の連続でした。
まず目を引いたのは、六甲ライナーの「白い窓」。 住宅街を通過する一瞬だけパッと白濁するあのハイテクな窓は、単なる目隠しではなく、この街で暮らす人々のプライバシーを守るための「優しさのフィルター」だったのですね。1993年の導入当時から、この街には「人を思いやるOS」が組み込まれていたことに気づかされました。
そして、最新スポット「神戸スーパースタジアム」でのニンジャレース対決! スタッフの池さんが見せた48秒の驚速スキャンに対し、兵頭さんはまさかの3分オーバー(タイムアップ)!壁を前に立ち尽くす姿は爆笑ものでしたが、1989年の「土」の上を歩いてきた歴史の重みを、その足で(筋肉痛と共に!)証明してくれた気がします。
圧巻だったのは、街の原点である「ウエストコート4番街」での出会いです。 入居初日からこの島を見守り続けてきたという「レジェンド」の男性。彼が語った「窓の外はぜんぶ盛り土の山やった」という証言は、37年前のセピア色の写真と、今目の前にある美しい街並みを、一本の線で繋いでくれました。
最後は、高級ホテル「神戸ベイシェラトン」からお裾分けされた無料の足湯で、ボロボロになった足を癒やす兵頭さん。 「盛り土」だった場所が、今や「子育てにぴったりで、福祉も充実し、天然温泉まで湧き出る自己完結型の未来都市」へとアップデートされている。
1989年の写真と同じ場所でシャッターを切った兵頭さんの背中には、この街が積み重ねてきた**「住む人の誇り」**が重なって見えました。
土から始まり、光り輝く街へ。 六甲アイランドが教えてくれたのは、建物が古くなっても、人の愛着によって街は「綺麗」を更新し続けられるという、希望の物語でした。
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